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虫歯が痛い時に試したい応急処置4選と避けるべき行動3選

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虫歯

虫歯で歯が痛いのは、大人でも我慢が難しいものです。 すぐにかかりつけの歯医者さんに診てもらうのが望ましいですが、仕事が忙しかったり、夜間や休日であったりして、すぐに受診できない場合もあります。

 

そこで、まずは歯が痛いことで考えられる原因と、原因が虫歯だった場合の進行度別治療法、そして今すぐ歯医者さんに行けない場合の応急処置などについて解説します。

 

また、歯の痛みをさらに悪化させないために避けるべき行動もあるため、それらについても解説します。

 

虫歯で歯が痛むのはなぜ?

歯は階層構造になっており、内側から順に象牙質、セメント質、エナメル質があります。 エナメル質は白く硬い組織で、普段私たちが見ている白い歯は最も外側にあるエナメル質です。

 

口の中にあるミュータンス菌が増殖し、このエナメル質から順に歯を溶かしてしまう状態を虫歯と呼びます。

 

虫歯が進行するとエナメル質に穴が開き、象牙質が露出すると痛みが起きます。 これが虫歯による痛みのメカニズムで、放置しても自然にふさがることはなく、むしろ悪化するリスクが高まります。

 

虫歯以外に考えられる痛みの原因

本記事は虫歯による歯の痛みについて解説していますが、歯が痛くなる原因は虫歯だけとは限りません。

 

虫歯以外の原因としては、知覚過敏歯周病のほか、筋肉痛神経痛精神疾患が関係することもあります。

 

虫歯以外の原因による歯の痛みは、非歯原性歯痛といいます。 歯が痛いことで受診する患者さんのうち、約1割はこの非歯原性歯痛といわれています。 つまり、歯が痛くても原因が虫歯ではない可能性も1割程度あります。

 

進行度別!虫歯の痛みと治療法

虫歯は放置すると進行し、その進行度はC0からC4で示されます。 ここでは、それぞれの段階の特徴や症状についてみていきましょう。

 

C0:初期の虫歯

C0は虫歯の中でも最も初期の状態です。

 

エナメル質を虫歯菌が溶かし始めている段階で、医学的には脱灰(だっかい)と呼ばれます。 歯は脱灰すると表面が白く濁りますが、この時点では痛みはほとんどありません。

 

自覚症状が少ないため気づきにくいものの、早期に発見できれば治療の負担は少なく済みます。

 

C0の段階で発見できるよう、定期的に健診を受けておくことが大切です。

 

C1:軽度の虫歯

エナメル質の内部にまで虫歯菌が到達するとC1の状態になります

 

内部まで溶かされるため、虫歯の部分が茶色や黒色になるため、比較的発見しやすくなります。

 

この段階で歯に穴が開いていれば医学的に虫歯と診断され、治療が必要です。

 

C2:中度の虫歯

C1が進行すると虫歯菌が象牙質に達し、C2となります。 象牙質はエナメル質に比べて溶けやすいため、進行が早くなります。

 

C2からは自覚症状が現れ、冷たいものを食べたり飲んだりすると痛みを感じます。 この段階になると、多くの人が歯の痛みを自覚します。

 

C3:重度の虫歯

虫歯がさらに進行して象牙質を溶かし、歯の神経にまで到達するとC3になります。 炎症を起こすため、歯だけでなく歯茎もずきずきと痛む場合が多くみられます。

 

状態によっては我慢できないほどの痛みを伴うため、治療の緊急性が高まります。 一般的には虫歯部分を削り、かぶせ物をする治療が行われます。

 

C4:最重度の虫歯

虫歯菌がさらに進行し、歯を支える骨まで溶かしてしまうとC4になります

 

歯はほぼ崩壊し、根の部分だけが残った状態です。 炎症が悪化して腫れや激しい痛みを伴いますが、神経が機能しなくなると痛みを感じなくなることもあります。 痛みが消えたからといって治ったわけではなく、むしろ危険な状態です。 このような症状を自覚したら、できるだけ早く歯医者さんを受診することをおすすめします。

 

虫歯が痛む際の応急処置

今すぐ歯医者さんに行けない場合に知っておきたい応急処置を4つ紹介します。

 

ただし、いずれも応急的な対策であり虫歯を治すものではありません。 痛みが和らいでも進行している恐れがあるため、できるだけ早く受診してください。

 

患部を冷やす

血流が増えて神経が圧迫されることで痛みが生じます。

 

患部を冷やすと血流が一時的に抑制され、神経への圧迫が緩和されて痛みが和らぎます。 氷や保冷剤をタオルで巻き、顔の患部に近い部分に当てるのが効果的です。 直接当てず、必ずタオルで包んで使用してください。 ただし、強く当てたり冷やしすぎたりすると逆効果になる場合があります。

 

また、虫歯以外の原因による痛み(歯周病や知覚過敏など)では逆効果になることもあるため、痛みが増した場合は中止してください。

 

歯を丁寧に磨く

丁寧に歯磨きをして口の中を清潔にすることも有効です。 虫歯の部分に食べかすが詰まり、それが神経を圧迫すると痛みが生じます。 ブラッシングで汚れを取り除けば、痛みが和らぐ可能性があります。

 

ただし、神経が過敏になっていることもあるため、強く磨くと逆効果になることがあります。 強さではなく丁寧さを意識して磨きましょう。

 

鎮痛剤を飲む

鎮痛剤を飲むのも効果的です。 処方された薬があれば指示に従い、ない場合は市販薬(ロキソニンやイブなど)を用法・用量を守って服用してください。

 

痛みが強いからといって多量に飲んだり、間隔を空けずに服用することは避けましょう。

 

痛みを和らげるツボを押す

ツボを刺激すると痛みが和らぐ場合があります。

 

代表的なのは「合谷(ごうこく)」で、親指と人差し指の付け根にあります。 反対の手の親指で円を描くように押すと効果的です。

 

そのほか「歯痛点(しつうてん)」も有名で、中指と薬指の付け根付近にあります。 左右の手を交互に少し強めに押してみましょう。

 

虫歯が痛む際に避けたほうがよい行動

次の3つは避けるべき行動です。逆に痛みを強める恐れがあります。

 

患部を温める・触る

患部を温めると血行が促進され、血管が膨張して痛みを強める恐れがあります。

 

また、指やつまようじで触れると刺激で痛みが悪化するうえ、細菌が入る危険もあります。

 

入浴や運動をする

入浴や運動も血行を促進するため、患部の痛みを強めます。 湯船に浸かるのは避け、シャワーで済ませるようにしましょう。

 

飲酒や喫煙をする

飲酒は血管を膨張させ痛みを増幅させる恐れがあります。 一時的に痛みを感じにくくなっても、酔いがさめれば強い痛みに襲われる可能性があります。

 

また、アルコールによる消毒効果は期待できません。 喫煙も刺激となり、患部を悪化させる恐れがあるため控えましょう。

 

虫歯が痛い時はできるだけ早く歯医者さんの受診を

虫歯の痛みの仕組みや応急処置について解説しました。

 

応急処置は一時的に痛みを和らげる効果はありますが、虫歯を治療する方法ではありません。 虫歯は自然治癒が難しく、放置すると悪化して痛みが増し、治療も大がかりになります。

 

歯が痛いと感じたら、できるだけ早く歯医者さんを受診して適切な治療を受けましょう。

 

京王線明大前駅改札目の前のさくら歯科では、各分野に精通した歯科医師が在籍し、歯科口腔外科も併設しているため、さまざまな歯の痛みに対応可能です。

 

原因不明の歯の痛みでお悩みの方も、専門のカウンセラーによる無料カウンセリングで、まずはお気軽にご相談ください。患者様の目線に立って、痛みの原因を一緒に探り、適切な治療方法をご提案いたします。

 

コラム監修者

監修者の写真

横山弘継

役職 理事長

略歴

  • 1995年 明海大学歯学部 卒業
  • 1995年~井上歯科医院 勤務
  • キヌタ歯科医院 勤務
  • 1999年 さくら歯科 開業

実績

20年前からインプラント治療に着目。
現在地方からインプラント治療で通院の患者様も多く年間多くのインプラント治療を行っています。
10年程前から審美治療にも着目しセラミック矯正など審美治療にも力をいれている。