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【虫歯で神経を抜く?】痛みを最小限にする最新治療法の全貌

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虫歯

歯の神経は、歯の健康を保つために重要な役割を果たしています。 栄養供給や感覚機能、さらには痛みを感じ取ることで、歯を守る働きがあります。 しかし、虫歯が進行して神経まで達すると、激しい痛みや炎症を引き起こし、治療が必要になります。

 

神経を抜く治療は、痛みを和らげ、感染の拡大を防ぐために重要ですが、その決断には慎重な判断が求められます。 本記事では、歯の神経の役割や神経を抜く治療の必要性、そしてそのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

歯の神経の役割と重要性

歯の神経(歯髄)は、単に痛みを感じるだけでなく、歯の寿命そのものを支える非常に重要な役割を担っています。 神経は血管とともに歯の内部に張り巡らされており、歯に水分や栄養を供給し続けています。

 

この供給があるおかげで、歯は弾力性を保ち、日々の食事の衝撃に耐えることができるのです。 しかし、虫歯菌の感染によって神経が深刻なダメージを受けると、その機能は失われてしまいます。

 

まずは、健康な歯を維持するために神経がどのような働きをしているのか、そのメカニズムを理解しましょう。

歯の健康を支える神経の役割

歯の神経は、いわば歯の「ライフライン」です。 血管を通じて酸素や栄養を歯の隅々まで届けることで、内側から歯を丈夫に保っています。 この代謝機能が働いている歯は、白く透明感があり、硬いものを噛んでも折れにくい強さを持っています。

 

逆に言えば、神経を失った歯は栄養の供給路が断たれ、枯れ木のように脆くなってしまうのです。 そのため、歯科治療においては「いかに神経を残すか」が、将来的な歯の存続率を大きく左右する重要なテーマとなります。

神経が果たす感覚と防御の機能

歯の神経は、食事や飲み物を摂取する際の感覚を伝える重要な役割を果たしています。 冷たいものや熱いものを感じる「しみる」感覚は、神経が正常に機能している証拠です。 また、神経は歯を守るための防御機能も担っており、外部からの刺激や細菌の侵入を感知して警告を発します。

 

虫歯が進行し神経が侵されると、痛みを感じることがありますが、これは神経が警告信号として痛みを発しているからです。 歯の神経は私たちの口腔内の健康を守るために、感覚と防御の両方の機能を果たしています。

神経を抜く必要がある虫歯の状態

「痛みがある=すぐに神経を抜く」わけではありません。 最近ではMTAセメントなどを用いた保存療法により、深い虫歯でも神経を残せるケースが増えています。

 

しかし、神経が細菌に完全に侵され、回復の見込みがない「不可逆的」な状態になった場合は、感染の拡大を防ぐために神経を取り除く必要があります。 具体的にはどのような症状が出た時に抜髄が必要となるのか、その判断基準となる状態について解説します。

強い痛みやしみる感覚がある場合

冷たいものだけでなく、熱いものがしみるようになったり、何もしなくてもズキズキと痛む(自発痛)があったりする場合は、神経の炎症がかなり進行しているサインです。

 

特に、痛み止めが効かないほどの激痛や、夜も眠れないほどの痛みがある場合は、神経がすでに壊死しかけているか、回復不可能なほどのダメージを負っている可能性が高いでしょう。

 

このような状態では、無理に神経を残そうとするとかえって感染を広げてしまうため、神経を抜いて痛みを取り除く処置が選択されます。

歯茎や顔の腫れが見られるとき

歯茎や顔の腫れが見られるとき、虫歯が神経にまで影響を及ぼしている可能性が高いです。 感染が歯の内部から広がり、歯の根元や周囲の組織に炎症を引き起こすためです。

 

腫れは歯髄炎や膿瘍(のうよう)を示していることもあり、これらを放置すると感染が広がり、顔全体に影響を及ぼすこともあります。

 

腫れが見られた場合、早急に歯科医院を受診し、神経の除去や根管治療を受けることが必要です。 感染源を取り除き、痛みや腫れを解消することができます。

歯髄炎や歯髄壊死の症状

歯髄炎とは、虫歯菌が神経(歯髄)に入り込んで炎症を起こしている状態です。 初期の歯髄炎であれば神経を保存できる可能性がありますが、炎症が全体に広がり「不可逆性歯髄炎」となると、自然治癒は見込めません。

 

さらに進行して神経が腐ってしまう「歯髄壊死」に至ると、神経は機能を完全に停止します。 壊死した神経や腐敗物をそのままにしておくと、細菌の温床となり根の病気の原因となるため、きれいに取り除いて消毒する処置が不可欠となります。

虫歯治療で神経を抜くメリット

神経を抜くことには「歯が脆くなる」などのリスクも伴いますが、適切なタイミングで行えば、抜歯という最悪の事態を回避できる大きなメリットがあります。 激しい痛みから解放されるだけでなく、顎の骨や周囲の歯へ感染が広がるのを食い止めることができるからです。

 

ここでは、神経を抜く治療(根管治療)を行うことで得られる具体的な利点について、改めて整理してみましょう。

痛みの解消と感染の拡大防止

最大のメリットは、日常生活を脅かすほどの激痛を根本から解消できることです。 炎症を起こした神経を取り除くことで、ズキズキとした痛みや、温かいものがしみるといった不快な症状は治まります。

 

また、細菌に汚染された組織を徹底的に除去・消毒することで、歯の根の先や顎の骨への感染拡大を未然に防ぐことができます。 これは、その歯だけでなく、隣り合う健康な歯や全身の健康を守ることにもつながります。

虫歯の進行を食い止める効果

神経まで達した虫歯を放置すれば、最終的には歯がボロボロになり、抜歯せざるを得なくなります。 しかし、適切に神経を抜き、根の中を無菌状態にして被せ物をすれば、歯そのものは口の中に残すことができます。

 

自分の歯根が残っていれば、食事の際の「噛む感覚」を維持でき、インプラントや入れ歯にはない自然な咀嚼機能を保つことが可能です。

 

つまり、神経を抜く治療は、歯を失う寸前の状態で踏みとどまり、再び噛めるようにするための「歯の救済措置」と言えるでしょう。

虫歯治療で神経を抜くデメリット

治療によって痛みは消えますが、神経を失った歯は決して元通りになるわけではありません。 神経を抜くことには、歯の寿命を縮めかねない明確なデメリットが存在します。

 

治療を受ける際は、これらのリスクを十分に理解し、歯科医師と相談した上で、本当に神経を抜く以外の選択肢がないのかを検討することが大切です。 ここでは、処置後に起こりうるリスクについて解説します。

歯が脆くなりやすくなる

神経を抜いた歯は、血液循環による栄養供給が絶たれるため、徐々に水分を失って乾燥していきます。 これにより、弾力性が失われ、非常に割れやすくなってしまいます。

 

硬いものを噛んだ拍子に歯根が割れてしまい、結果として抜歯に至るケースも少なくありません。 そのため、神経を抜いた後は、土台を立てて被せ物(クラウン)でしっかりと補強し、歯にかかる負担を分散させる必要があります。

変色や異常に気づきにくくなる

神経を失うと代謝が止まるため、年月とともに歯が黒ずんで変色してくることがあります。 これは内部のコラーゲンなどの変質によるもので、見た目の審美性を損なう原因となります。

 

さらに深刻なのは「痛みを感じない」という点です。 もし再び虫歯になったとしても痛みがないため、気づかないうちに内部で進行し、発見された時には歯の大部分が溶かされていた、という事態も起こり得るため、これまで以上の注意深い管理が必要です。

再治療が必要になるリスク

根管治療は歯科治療の中でも非常に難易度が高い分野です。 歯の根は複雑に曲がりくねっており、肉眼では見えない微細な枝分かれも存在するため、細菌を100%除去することは容易ではありません。 もし細菌の取り残しがあったり、被せ物の隙間から再感染したりすると、数年後に再び根の先に膿が溜まることがあります。

 

神経を抜けば二度と問題が起きないわけではなく、再発のリスクを抱え続けることになるため、精度の高い治療と継続的なメンテナンスが求められます。

神経を抜く治療の具体的な流れ

神経を抜く治療(根管治療)は、歯を長く残すための非常に重要で繊細な処置です。 一般的には数回の通院が必要となります。

 

どのような手順で治療が進むのか、その流れを事前に把握しておくことで、治療への不安を軽減できるでしょう。 ここでは、麻酔から最終的な被せ物が入るまでの標準的なステップをご紹介します。

麻酔から神経の除去までの手順

治療中の痛みを最小限にするため、まずは十分に局所麻酔を効かせます。 表面麻酔を併用するなど、注射自体の痛みを減らす工夫をする医院も増えています。 麻酔が効いたら虫歯部分を削り取り、歯の内部にある神経(歯髄)への入口を開けます。

 

そこから専用の器具(ファイル)を使用し、感染した神経や血管を慎重にかき出していきます。 この際、唾液中の細菌が入らないよう「ラバーダム」というゴムのマスクを使用する歯科医院もありますが、これは成功率を高めるための有効な手段の一つです。

根管内の清掃と薬剤充填

神経を取り除いた後は、空洞になった根の管(根管)の壁を清掃し、形を整えます。 根管の内部は非常に細く複雑なため、消毒薬を使って何度も洗浄・殺菌を繰り返し、無菌状態に近づけます。 痛みや膿が完全になくなったことを確認したら、空洞になった部分に再び細菌が繁殖しないよう、ゴム状の充填剤を隙間なく詰めて密閉します。

 

この工程が不十分だと再発の原因となるため、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などを用いて精密に行うことが推奨されます。

被せ物の装着までの流れ

根管内の処置が終わったら、脆くなった歯を補強するための土台(コア)を立てます。 その上で型取りを行い、最終的な被せ物(クラウン)を作製・装着します。

 

被せ物には保険適用の金属や樹脂のほか、適合が良く二次カリエス(虫歯の再発)のリスクが低いセラミックなど、様々な種類があります。

 

神経のない歯にとって、被せ物は外部の刺激や細菌から守る重要な役割を果たします。 隙間なくぴったりと装着されることが、歯を長持ちさせるための最後のステップとなります。

神経を抜いた後の歯の寿命とケア

「治療が終わったから安心」ではありません。 神経を抜いた歯は、健康な歯に比べてリスクが高く、より丁寧なケアが必要です。 再発を防ぐとともに、脆くなった歯を折らないように守り続けるためには、患者様自身のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアの両方が不可欠です。

 

ここでは、大切な歯の寿命を少しでも延ばすために心がけるべきポイントをお伝えします。

寿命を延ばすためのポイント

まずは日々のブラッシングの質を高め、新たな虫歯(二次カリエス)や歯周病を防ぐことが基本です。 歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用し、被せ物と歯茎の境目などの汚れを徹底的に落としましょう。

 

また、歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、無意識のうちに歯に過度な力がかかり、歯根破折(歯が割れること)を引き起こすリスクが高まります。

 

就寝中にマウスピースを装着するなど、物理的に歯を保護する対策も、寿命を延ばすためには非常に有効です。

定期検診と信頼できる治療の重要性

神経のない歯は痛みというサインを出せません。 そのため、自覚症状がなくても3〜6ヶ月に一度は定期検診を受け、レントゲンなどで異常がないかチェックしてもらうことが大切です。

 

早期に異変を発見できれば、再治療になっても歯を残せる可能性が高まります。 また、最初の治療段階で、マイクロスコープやラバーダムを使用する精密な治療を行っている歯科医院を選ぶことも、再発リスクを下げる重要な要素です。

 

信頼できる主治医と相談しながら、継続的なメンテナンスを行っていきましょう。

まとめ:虫歯治療の最新方法と痛みの軽減

虫歯が進行し、神経にまで達すると、強い痛みや腫れが現れ、早急な治療が必要となります。 神経を抜くことで、痛みを解消し、感染の拡大を防ぐことが可能ですが、この処置にはメリットとデメリットが伴います。

 

神経を抜いた後は、歯が脆くなりやすいため、定期的な歯科検診と適切なケアが重要です。 また、神経を抜いた歯の寿命を延ばすためには、日々のケアと信頼できる歯科医による継続的なサポートが不可欠です。 治療を受ける際には、しっかりと治療方針を確認し、不安を解消することが大切です。

 

明大前駅のさくら歯科では、歯科治療全般に精通した歯科医師が、患者様一人ひとりの状態に合わせた治療計画をご提案します。 インプラント治療に不安をお持ちの方のために、専門のカウンセラーによる無料相談も実施しております。

京王線明大前駅の改札目の前という通いやすい環境で、土曜日も診療を行っていますので、お口のことでお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。 >>ご予約フォームはこちら

コラム監修者

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横山弘継

役職 理事長

略歴

  • 1995年 明海大学歯学部 卒業
  • 1995年~井上歯科医院 勤務
  • キヌタ歯科医院 勤務
  • 1999年 さくら歯科 開業

実績

20年前からインプラント治療に着目。
現在地方からインプラント治療で通院の患者様も多く年間多くのインプラント治療を行っています。
10年程前から審美治療にも着目しセラミック矯正など審美治療にも力をいれている。