インプラントの後に運動はできるのかを解説

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インプラントの手術直後は、インプラントを骨に定着させたり、患部を治癒させたりするために、生活をするうえでさまざまな配慮が必要です。日ごろから運動をする方や力仕事をしている方は、いつも通りに運動や仕事をしてもよいか気になることでしょう。

本記事では、インプラントの手術を受ける方に向けて、運動の種類や再開時期をあげながら、インプラントの手術後に運動できるのかを解説します。

インプラント後に運動はできる?

インプラントの手術後はできるだけ運動は避け、安静にしておくことが大切です。
とくに手術をしてから2~3日間は生活に必要な最低限の活動にとどめ、軽い運動であっても控えるようにしましょう。

運動量の多い家事はできるだけ手術前に終わらせておき、手術後は軽めの家事を行う程度にしてください。

 

また、体を動かす仕事をしている方は、職場に協力してもらい、可能であれば手術後2~3日は仕事を休みにしてもらいましょう。

とはいえ、仕事の都合上なかなか休みを取れない方もいるでしょう。とくに力仕事や1日中立ちっぱなしの仕事、動きっぱなしの仕事をしている場合、手術をしてからしばらくはデスクワークに切り替えるなど一時的に働き方を変える必要があるかもしれません。

医師に具体的な仕事内容を伝えて、手術後に仕事をしてもよいかを確認しておきましょう。

手術後に運動を避ける理由

インプラントの手術後に運動を避ける理由は、運動をすると血流がよくなり、患部の腫れや出血がひどくなることがあるからです。
インプラントの手術では歯茎の切開や縫合を行うため、手術後には患部が腫れたり、傷口から出血したりします。運動などによって血流がよくなると腫れや出血がひどくなる可能性があるため、運動を避けることが必要です。
また、運動をして体が疲れると免疫力の低下につながります。

免疫力が低下してしまうと、手術によってできた傷口の治りが悪くなってしまう可能性も考えられるでしょう。
できるだけ家で安静にしておくことで、患部の状態が悪化せず、手術後の治りも早くなります。

とくに、水泳やランニング、バスケットボールなどの運動量の多いスポーツは患部の腫れや出血の原因となりやすいので、手術後はしばらく控えてください。

運動以外に注意すべきこと

インプラントの手術後は運動以外にも、いくつか注意すべきことがあります。注意点を知らずに普段どおりに生活してしまうと、治療において不都合が生じることも。

ここからは、手術後における生活上の注意点をお伝えします。

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当日のお風呂

熱いお湯で入浴すると運動と同様、血流がよくなるため患部の腫れや出血がひどくなる恐れがあります。

手術直後は湯船につかることは避け、軽くシャワーを浴びる程度にしましょう。
また、サウナも湯船への入浴と同じく血流がよくなるため、手術後しばらくは控えてください。

湯船への入浴やサウナを再開してもよい時期に関しては、医師に確認しましょう。

飲酒

アルコールに含まれるエタノールには、血管を拡張する働きがあります。

血管が広がり、血流がよくなると、運動と同じように患部の腫れや出血がひどくなる可能性があるため、手術後の飲酒は控えてください。患部の状態にもよりますが、手術後1週間程度は控えたほうがよいでしょう。
また、手術後は痛み止めや化膿止めなど、さまざまな薬が処方されがちです。

薬の服用とともに飲酒をしてしまうと、薬の効果に影響を与える場合があります。薬本来の効果を得られるように、薬の服用中は飲酒を避けることをおすすめします。

 

運動再開の適切なタイミング

手術後3日目からはウォーキング程度の軽い運動であれば再開できるでしょう。

ただし運動をせず安静にしておいた方が治りは早くなるため、やむを得ないケース以外は運動を控えてください。

また下記のような全身運動は、1週間程度控える必要があります。

 

手術後1週間程度は控えるべき運動例

  • ランニング
  • 水泳
  • バスケットボール

手術後、これらの期間が経過していても、手術の状況や傷の状態、出血の程度によっては運動を控えるべき場合もあるため、記載している再開時期はあくまでも目安と考えましょう。

痛みや患部の腫れ、出血がつづいている場合には運動を控えておき、再開時期を医師に確認してください。

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インプラントの手術後は運動を控え、安静にしよう

インプラントの手術後は、血流がよくなることで患部の腫れや出血が悪化するおそれがあるため、運動を控える必要があります。

手術をしてから2~3日間は力仕事など運動量の多い活動を控え、できるだけ安静を心掛けましょう。

運動のほかにも、湯船への入浴やサウナ、飲酒は血流がよくなり症状の悪化につながるため、手術後しばらくは控えてください。

患部の状態や運動量などによって運動の再開時期は異なるため、具体的な対応については事前に医師へ確認しておき、適切に対応しましょう。

 

明大前駅のさくら歯科では、患者様の状況に合わせた治療を提案させていただきます。さくら歯科では治療にあたっての不安や疑問に対して丁寧にお答えいたします。ぜひカウンセリングにて、不安に思われていることをご相談ください。

また、駅から徒歩1分という立地と、急な歯の痛みによる当日アポも承っておりますので、明大前駅のインプラント治療ならさくら歯科へご連絡ください。

コラム監修者

監修者の写真

横山弘継

役職 理事長

略歴

  • 1995年 明海大学歯学部 卒業
  • 1995年~井上歯科医院 勤務
  • キヌタ歯科医院 勤務
  • 1999年 さくら歯科 開業

実績

20年前からインプラント治療に着目。
現在地方からインプラント治療で通院の患者様も多く年間多くのインプラント治療を行っています。
10年程前から審美治療にも着目しセラミック矯正など審美治療にも力をいれている。