京王線明大前駅の改札目の歯医者

平日:9:00~18:30 / 土17:00まで
休診:水日祝

京王線明大前駅の改札目の歯医者
平日:9:00~18:30 / 土17:00迄 / 休診:水日祝

虫歯を予防するために注意したいポイントを解説

虫歯

 

自分の歯、大切にしていますか? 実は口元の健康は、全身の健康に直結していると言われています。そしてその中でも特に、虫歯の予防は重要なポイントとなります。虫歯は一度進行してしまうと、完全に元に戻すことはできません。しかし、予防することは十分可能です。では、具体的に何をすれば良いのでしょうか?

 

この記事では、誰でも簡単に取り組むことができる虫歯予防の方法と、虫歯予防に役立つアイテムを詳しく解説していきます。あなたの口元の健康を、ひいては全身の健康を一緒に守っていきましょう。

 

虫歯とは

虫歯とは、歯の表面が酸によって溶かされ、最終的に歯の構造に損傷が生じる病気のことを指します。初期段階では痛みを感じない場合が多いですが、進行するにつれて歯の内部や神経にまで影響が及び、激しい痛みを伴うことがあります。

 

進行した虫歯は、口腔内だけでなく、全身の健康にも影響を与える可能性があるため、早期の発見と適切な治療が重要です。

 

虫歯になってしまう原因

虫歯は、口の中に存在する細菌が歯に悪影響を与えることで発生する病気です。しかし、虫歯になる原因は細菌だけでなく、さまざまな要因が関係しています。

 

ここでは、虫歯の原因となる主な要素について詳しく見ていきましょう。

 

歯の質と体質

虫歯のなりやすさには、歯の質や唾液の働きなどが大きく影響します。エナメル質が薄い歯や、再石灰化を促進する唾液の量が少ない場合、虫歯になりやすい傾向があります。

 

また、遺伝的要因や体質によっても、虫歯になるリスクが人それぞれ異なるでしょう。唾液の働きが弱いと、歯の表面から失われたミネラルが補充されにくくなり、虫歯の進行を抑えることが難しくなります。

 

口内に存在する細菌

虫歯を引き起こす原因として知られるミュータンス菌は、口内に多く存在しています。細菌は糖分をエサに増殖し、周囲にネバネバした物質(グルカン)を生成します。

 

この物質によって、歯に付着した細菌の集合体がプラークを形成し、歯の表面に酸性環境を生み出します。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯が進行します。

 

糖分の摂取

糖分は虫歯菌の主なエサであり、摂取した糖分が虫歯菌によって酸に変えられやすくなります。特に、砂糖を多く含むお菓子やジュース、炭酸飲料などを頻繁に摂取する習慣は、虫歯のリスクを高めます。

 

さらに、口の中に糖分が長時間留まることで、細菌が増殖しやすい環境が整うことになります。

 

虫歯になりやすい食べ物

虫歯のリスクは、食べ物の種類や特徴によって大きく異なります。特に、歯に付着しやすいものや糖分を多く含むもの、口の中に長時間残るものなどは、虫歯を引き起こす原因となる可能性が高いです。

 

ここでは、それぞれの特徴と具体例について解説します。

歯に付着しやすい食べ物

歯にくっつきやすい食べ物は歯垢の形成を促進し、虫歯のリスクを高めます。食後に歯の表面に長時間留まり、細菌の活動を活発化させる原因となります。

 

特にキャラメルなど甘くてネバネバした食品は、歯に付着する時間が長く、虫歯菌が酸を作りやすい環境を作り出します。このような食品を摂取した後は、丁寧なブラッシングを心がけましょう。

 

糖分を多く含む食べ物

糖分は虫歯菌の主なエネルギー源であり、酸の生成を引き起こします。甘いお菓子やジュースなど糖分を多く含む食品を頻繁に摂取すると、虫歯菌の活動が活発になり、エナメル質が溶けてしまう可能性があります。

 

しかし、甘いものを完全に避けるのは難しいため、適度に摂取し、摂取後は丁寧に歯を磨く習慣を身につけましょう。

 

口腔内に長時間残りやすい食べ物

口の中に長く残る食品は、虫歯菌の活動時間を延ばし、酸が歯に影響を与えるリスクを高めます。例えば、アメやガムのように長時間口に含む食品は、糖分が絶えず口腔内に供給されるため、虫歯を引き起こしやすいでしょう。

 

このような食品を摂取する場合、食後に水で口をすすぐなどして糖分を洗い流すことが良いでしょう。

 

硬すぎる食べ物

硬い食品は一見健康的に見えますが、噛む力が必要であるため、歯の表面を傷つける可能性があります。歯が弱くなり、虫歯のリスクを高めてしまうでしょう。

するめやせんべいなど硬い食品を頻繁に食べる場合、歯の健康に影響が出るかもしれないので、注意しましょう。硬い食品を食べる際は、噛む力を調節しながら摂取することを意識しましょう。

虫歯の予防方法

虫歯は、私たちの生活習慣と密接に関わっています。そのため、毎日の習慣を少し変えるだけで、虫歯の予防は十分に可能となります。

 

以下に、虫歯の予防に役立つ5つの方法について詳しく解説します。

 

方法①正しい歯磨きをする

虫歯を予防するうえで、最も基本となるのが正しい歯磨きです。ただ歯を磨くだけでは十分な効果を得られず、適切な方法で行うことが重要です。

 

歯磨きは、食事後や寝る前に行い、口腔内の汚れをしっかりと除去することで、虫歯や歯周病を防ぐだけでなく健康な歯を維持するための土台となるのです。

 

また、使用する歯磨き粉や歯ブラシの種類も効果を左右するため、自分に合った道具を選びましょう。ここでは、基本的な磨き方やタイミングについて説明します。

 

磨き方

正しい歯磨きの方法は、歯と歯茎の境目に歯ブラシを45度の角度で当て、小刻みに動かすことです。この方法でプラークが効果的に除去され、虫歯や歯周病のリスクを軽減できるでしょう。 歯の表面だけでなく、奥歯や歯の裏側、噛む面も丁寧に磨くよう心がけてください。また、一度にすべての歯を磨こうとするのではなく、少しずつ順番を決めて磨くと、磨き残しを防げます。 例えば、右上奥歯から左上奥歯へ、次に裏側、さらに右下から左下へと進めることで、効率よくすべての歯を磨けるでしょう。

磨くタイミング

歯磨きのタイミングは、虫歯予防において非常に重要です。食後は細菌が活発に酸を生成するタイミングであるため、できるだけ早く歯磨きをすることが重要です。 しかし、食事直後は口内が酸性になり、歯の表面が一時的に弱くなっているため、強く磨くと歯を傷つける恐れがあります。そのため、食後30分ほど待ってから歯磨きすることで、唾液が口内を中和し歯に優しい状態で磨けるでしょう。 また、特に夜の歯磨きは重要で、寝ている間に唾液の分泌が減少するため、細菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

歯磨き粉の使い方

歯磨き粉の選び方や使用方法も、虫歯予防には欠かせません。フッ素が含まれた歯磨き粉は、歯のエナメル質を強化し、再石灰化を促進する効果が期待できます。 適量を歯ブラシに取り、歯全体に行き渡るように磨くことで、歯の健康を保てるでしょう。また、磨き終わった後は歯磨き粉をしっかり吐き出し、軽く一度だけうがいをすることが理想的です。 これにより、フッ素が唾液と混ざり、歯に長く留まることで虫歯予防効果を向上させることが期待されます。

 

方法②食習慣を改善する

日々の食習慣が虫歯のリスクに大きな影響を与えます。虫歯菌は食べ物に含まれる糖分を栄養として酸を生成し、歯のエナメル質を溶かします。

 

そのため、何をどのように食べるかが重要です。ここでは、食習慣の改善方法を具体的に見ていきましょう。

関連記事>>虫歯の原因とは?口内の特徴との関係や予防法を紹介

 

糖分を控える

糖分は虫歯菌の主なエネルギー源となり、口腔内を酸性化させます。特にショ糖を多く含む食品や飲料は虫歯菌の活動を活発にし、虫歯の進行を加速させる要因となります。 甘いものを完全に避けるのは難しいですが、摂取回数を減らしたり、食後に歯磨きをすることで虫歯リスクを軽減できます。また、ジュースや炭酸飲料を緑茶や水に置き換えることで、糖分摂取を減らすと同時に口臭予防や殺菌効果も得られるため、一石二鳥の効果が期待できます。

よく噛んで食べる

食べ物をよく噛むことは、唾液の分泌を促すために有効です。唾液には口内を中和し、酸性環境を改善する効果があるほか、歯の再石灰化を助ける成分が含まれています。 さらに、噛む行為自体が歯の表面を物理的に清掃する役割を果たしているのです。柔らかい食べ物ばかりを摂取していると噛む回数が減少し、唾液の分泌量が減るため、虫歯のリスクが高まります。 日常的に適度に硬い食材を取り入れ、しっかりと噛む意識をもつことが大切です。

食事中や食後に水分をしっかりとる

食事中や食後に水分を摂ることで、口腔内に残った食べ物のカスや糖分を洗い流し、虫歯菌の活動を抑えられます。水や緑茶は口内を中和し、唾液の働きを助ける効果が期待できるため、積極的に摂取しましょう。 また、水分補給によって歯の再石灰化を促進させられるため、食後の口腔環境を整えるのに役立つはずです。唾液の分泌が少ない夜間や、口が乾きやすい時期には特に意識して水分を補給しましょう。

就寝前に酸性のものを食べない

酸性の食品や飲料を就寝前に摂取すると、口腔内が長時間酸性の状態になり、エナメル質が溶けやすくなります。この現象は「酸蝕症」と呼ばれ、虫歯だけでなく知覚過敏や歯の黄ばみの原因にもなってしまいます。 柑橘類や炭酸飲料、酢を使った料理などの摂取は就寝前に避けるべきでしょう。寝る前の時間帯は、水や緑茶などの中性またはアルカリ性の飲み物を選ぶことで、口腔環境を清潔に保てます。

方法③十分な睡眠をとる

睡眠は体全体の健康状態に影響を与えますが、口腔内の健康にも影響します。睡眠中には唾液の分泌が増え、口腔内を清潔に保つ役割を果たします。

 

十分な睡眠時間を確保し、唾液の力を借りて虫歯予防につなげましょう。 成人における理想的な睡眠時間は、一晩につき約7〜8時間とされています。

 

方法④ストレスを溜めない

ストレスは、唾液の分泌を低下させるため、虫歯のリスクを増加させます。定期的にリラクゼーションを取り入れるなどして、ストレスを溜めない工夫が求められます。例えば、趣味を持つ、音楽を聴く、適度な運動をする、瞑想を行うなどが有効です。

 

方法⑤定期検診を受ける

虫歯の初期症状は自覚しにくいため、専門的な目で見てもらうことで、虫歯の早期発見・早期治療が可能となります。そのため、年に一度は歯科医院での検診を受け、自分が見逃している可能性のある虫歯をチェックしましょう。また、歯科医師や歯科衛生士からは、自分の歯磨きの状態や口腔内の状態を評価してもらうこともできます。

 

関連記事>>歯医者の定期健診って行った方がいい?その理由とメリットを知ろう

 

虫歯になりにくい食べ物

日々の食事において、虫歯になりにくい食べ物を選ぶと健康な歯を保てます。特定の食品に虫歯菌の働きを抑えたり、口内環境を整える効果が期待できるため、積極的に摂取することが推奨されます。

 

ここでは、虫歯になりにくい食べ物の特徴と具体例について詳しく解説します。

歯に付着しにくい食べ物

歯に付着しにくい食べ物は、虫歯の原因となるプラークが形成されにくいため、虫歯予防に有効です。歯の表面に残らず、口内を清潔に保つ助けとなってくれるのです。 例えば、ナッツや野菜チップスなどは歯に付着しにくいだけでなく、適度な硬さがあり、噛むことで唾液の分泌を促進します。ただし、硬すぎる食品は歯やあごに負担をかけるため、摂取時には注意が必要です。

糖分をあまり含まない食べ物

糖分は虫歯菌のエサとなり、酸を生成する原因となります。糖分を控える食生活を意識することで、虫歯リスクを大幅に減らすことが可能です。 具体的には、砂糖不使用のビスケットやチーズ、青魚などが適しています。特にチーズは口腔内の酸性度を中和し、エナメル質を保護する作用があるため、間食としてもおすすめです。 砂糖の多い食品を控え、代替としてこれらの食品を取り入れてみましょう。

口腔内に残りにくい食べ物

食べ物が口内に長時間残ると、虫歯菌が活発に活動する時間が増えるため、虫歯リスクが高まります。口腔内に残りにくい食品は、口内環境を清潔に保つ助けとなります。 例えば、ヨーグルトやゼリー、アイスクリームなど、水分が多いスイーツは口内に残りにくく、適度に摂取することで甘いものを楽しみながら虫歯予防を実現できます。しかし、摂取後は口を水で軽くすすぐことが推奨されます。

食物繊維を多く含む食べ物

食物繊維は唾液の分泌を促進し、口内を清潔に保つ効果があります。また、繊維質な食品を噛むことで歯の表面が物理的に清掃され、プラークが取り除かれやすくなるでしょう。 さつまいもやごぼう、大豆などは特に食物繊維が豊富で、虫歯予防に役立つ食材です。また、海藻類も歯に優しい食品として知られています。これらの食材を積極的に取り入れれば、虫歯だけでなく全身の健康維持にもつながるでしょう。

虫歯の予防に役立つアイテム

さらに、虫歯予防には様々なアイテムが存在します。これらのアイテムをうまく利用することで、より効果的に虫歯を予防することができます。

 

アイテム①デンタルフロス

歯間部は、ブラシでは磨きにくく、ケアがおろそかになりがちな場所です。デンタルフロスは、そんな歯間部を磨くためのアイテムで、細菌の繁殖を防ぎます。デンタルフロスの使用は、食後に行うと良いでしょう。

 

アイテム②歯間ブラシ

歯間ブラシもまた、歯間部のケアに適したアイテムです。デンタルフロスとは異なり、ブラシ形状で、細かい部分まで丁寧にケアが可能です。歯間ブラシの使い方に注意が必要で、力を入れすぎて歯肉を傷つけることがないよう、優しく使用しましょう。

 

アイテム③フッ素入り歯磨き粉

フッ素入りの歯磨き粉は、歯を強化し、虫歯を予防する効果があります。フッ素は、歯を硬くする作用があるため、虫歯菌の酸による歯の溶解を防ぐことができます。

 

フッ素入りの歯磨き粉を使用する際は、その後すぐにうがいをしないことがポイントです。フッ素を歯に吸着させるためには、歯磨き後は水で口をすすぐ程度にして、しばらくは何も飲食しないようにしましょう。

 

関連記事>>虫歯は歯磨き粉で予防できる!予防効果の高い選び方の4つのポイント

 

健康な歯と口腔を保つためのアプローチ

以上が、虫歯予防のための主要なアプローチです。これらの方法を日々の生活に取り入れることで、虫歯を予防し、健康な口腔環境を維持することが可能となります。

 

まずは一つひとつの方法を身につけ、自分の生活スタイルに合わせてカスタマイズしてみてください。そして、忘れてはならないのは、自己ケアと共に定期的な歯科医院での検診も重要であるということです。毎日の予防ケアと適切な検診を組み合わせることで、生涯にわたり健康な歯を保つことができます。

 

明大前駅のさくら歯科では、患者様の状況に合わせた治療を提案させていただきます。ぜひお気軽にお立ち寄りください。

 

患者様1人1人に真剣に向き合い、来院して良かったと思われるよう日々治療に励んでいます。

 

また、駅から徒歩1分という立地と、急な歯の痛みによる当日アポも承っておりますので、明大前駅の歯医者ならさくら歯科へご連絡ください。

コラム監修者

監修者の写真

横山弘継

役職 理事長

略歴

  • 1995年 明海大学歯学部 卒業
  • 1995年~井上歯科医院 勤務
  • キヌタ歯科医院 勤務
  • 1999年 さくら歯科 開業

実績

20年前からインプラント治療に着目。
現在地方からインプラント治療で通院の患者様も多く年間多くのインプラント治療を行っています。
10年程前から審美治療にも着目しセラミック矯正など審美治療にも力をいれている。